屋内ネットワーク(LAN)配線はPLCで解決

見出し:パソコン部屋

2013年09月09日

先の日記に書いたように屋内LAN配線をしなかった事が、注文住宅建築のプランで少しだけ後悔した点の1つでしたが、これは電気配線をLANケーブル代わりに使用する技術である「PLC(Power Line Communication)アダプタ」を導入する事で解決しました。

購入したのはパナソニックの「BL-PA510KT」で、親機と子機がセットになった製品です。
以前に述べたようにこれまでは3台の無線LANルーターの中継機能を利用して、ISPのモデムが来ている1階のリビングから2階のパソコン部屋まで電波を飛ばしていたのですが、PLCアダプタを1階と2階のコンセントに差し、1階はルーターを介してISPのモデムに接続、2階は無線LANルーターをブリッジモードにして接続しました。
つまり1階のルーターのDHCPで2階のマシンにもIPアドレスを割り振る形です。

2階のルーターもルーターモードにしてもいいのですが、1階のマシンとのファイル共有やリモートデスクトップ接続を考えれば、ネットワークセグメントを分けないのがベストです。
ちなみに通信速度は下りで6.6Mbps程度ですが、使用上は全く問題ありません。
※ちなみにPLCを経由しない場合、つまり1階の無線LANの通信速度は35Mbpsくらいです。

また、この製品はノイズフィルタ付きのサービスコンセント形式の電源コードなので、ノイズによる速度低下は少なく、コンセント数も実質的には消費しません。

これから注文住宅の設計を考える人は、コストダウンのためにPLCを検討してもいいかもしれません。
※但しPLCは手軽ですが、もちろん速度面では、LANケーブルにはかないません。
お金に余裕があるなら、やはり屋内LANケーブル配線がいいでしょう。

公開日時:2013年09月09日 23:44:19

注文住宅ブログ記事一覧に戻る

「パソコン部屋」に関する他のブログ記事

このページのトップに戻る