注文住宅の工事期間について

カテゴリー:全体の流れ

注文住宅は、土地のローン決済を行い、建築会社と住宅建築工事請負契約を交わせば、後は実質、建築会社任せです。

契約工期について

通常は契約日から数日から1ヶ月以内には着工するものと思います。
着工すれば、着工から4ヶ月から6ヶ月程度で住宅引き渡しとなります。
但し、引き渡し後も外構工事が終わっていない場合が多く、外構も含めて工事が完了するのは引き渡しから2週間後くらいです。

なお、住宅建築工事請負契約に記載の工期は契約日から引き渡し日までを指すため、通常、外構は含まれていません。

そのため少なくとも引っ越して住めるように出来る状況にする事を保証する意味での工期になります。
もし、契約工期を過ぎても引っ越しや、住める状態ではない場合、違約金が発生し、建築会社は施主に損害金額を支払わなければなりません。
支払う金額は通常、アパートの家賃などになります。
また既にアパートの契約が終了し、退室日が確定している場合は、仮住まいのアパートを手配しなければならず、建築会社側の負担は甚大です。
したがって、工事が遅れている場合、建築会社は何としても工期に間に合わすために手抜き工事や、建築基準法に違反しない程度(竣工検査に影響しない程度)に仕様を変えてくる可能性があります。
そのため、工事が遅れ気味の場合は、こまめに足を運び、入念な監視が有効かもしれません。

但し、普通の業者は工事が遅れている場合、何故遅れているか、どう対処する予定かについて、施主に対して丁寧な説明があるはずです。

例えば、大震災の時などは多くの現場で構造用合板や断熱材、システムキッチンやシステムバスなどが不足したため、建築会社では対応に追われていましたが、どの段階で、現状について説明があったかで、ある程度その建築会社の信頼度が分かります。
もちろん建築会社もビジネスでやっているわけですから、無事に竣工して引き渡しが出来なければ、大損害を蒙りますので、建材を必死にかきあつめたり、他のメーカー製の同程度かそれ以上のランクの製品に変更したりと施主が納得する方法を提示するはずです。

逆に工期に余裕があると、大工さんも余裕を持って仕事ができるため、細かなところも丁寧に作りこまれ、より綺麗な仕上がりになるのではないでしょうか。
大工さんと言っても、殆どが建築会社専属の大工さんではなく、地元の大工さん(いわゆる個人事業主)が雇われるため、契約している建築会社から急かされることがなければ、のんびりと仕事ができるはずです。

着工から上棟まで(約1ヶ月)

実際には着工から1ヶ月程度で上棟、上棟から2ヶ月~2ヶ月半くらいで大工工事は完了します。
着工は、地縄張りや、遣り方、水盛が始まった日を指します。
それらが終わると基礎工事に入りますが、基礎のコンクリート打設のための型枠が設定され、天候や気温を見計らって打設を行います。
コンクリートの養生中に雪が降ったり、気温が5度以下になればクラックが発生しコンクリートの強度が基準値に満たなくなる可能性もあるため、養生の期間は特に重要です。

基礎が完成すれば、足場が組まれ、いよいよ上棟です。
多くのプレカットされた材木と大工さんが集められ、朝早くから組み立てが始まります。
最後に棟木を組めば上棟の完了です。
施主によっては、この時に上棟式を行う場合もありますが、最近は上棟式は実施せず、大工さんと一緒にビール等で乾杯する程度の場合も増えているようです。
上棟の後は雨や雪を防ぐためと防犯のために、早い段階で構造用合板で壁や屋根が作られ、ブルーシートで覆われます。 またサッシも取り付けられます。

大工工事(約2ヶ月)

上棟後は、ほぼ1人の大工さんで、大工工事が行われます。
大工工事では、筋交い施工や接合金物施工、床施工等以外にも、クローゼットや階段、屋根裏収納なども大工さんにより施工され、正に職人技が見られる過程です。
床のフローリング張りや断熱材、石膏ボードの設置等、家の骨組みにどんどん建材が取り付けられ、施工されて行きます。

内装工事(約1ヶ月)

大工工事が終われば、内装工事に入りますが、この時点ではほぼ家の形は出来上がっていて、階段も完成しているので2階に行ったりもできます。
大工工事が終わった段階では、壁は石膏ボードがむき出しで、見た目は良いとは言えませんが、この後クロスが貼られると見違えるように部屋らしくなります。

内装工事では、電気系統の工事も実施されます。
設計時の打ち合わせ通りにスイッチ類やコンセント等が取り付けられます。
システムバスは大きいため、大工工事の終わり頃か、内装工事の早い段階で搬入されます。
内装工事の期間は大体1ヶ月程度です。
つまりこの1ヶ月でみるみるうちに家が仕上がって行きます。

内装工事が終われば、補修を行い引き渡しとなります。
そのため、内装工事の終了頃には、住宅ローンの金消契約(本契約)の準備に入ります。
この時期は引越し業者の手配や準備、施主検査、住民票の転出、転入手続きなど、色々と忙しい時期になります。
※金消契約時には新住所に変更済みの住民票が必要になります。
そして、本契約から10日後くらいに融資が実行され、同時に引き渡しとなります。

まとめ

上述したように、着工から約3ヶ月で大工工事が完了、更に1ヶ月後には内装工事も完了するため、実質4ヶ月程度で家は建ちます。
但し、予期しない施工ミスや基礎の強度不足があったり、自然災害が発生したりなどを想定して、6ヶ月程度の工期は確保しているのです。
従って、注文住宅は運が良ければ着工から4ヶ月で引越して住めるようになります。

公開日時: 2014年07月05日  11:50:41

注文住宅の予備知識一覧に戻る

「全体の流れ」に関する他の記事

このページのトップに戻る