玄関ドアの指紋認証キーについて

見出し:家のセキュリティ

2013年09月14日

うちは玄関ドアの鍵として、指紋認証キーが標準装備だったのですが、ほぼ100%指紋認証キーのみを使っています。
旅行など、数日間不在にする時にだけ通常の鍵もかけます。
今回はiPhone5sにも搭載され、注目を集めつつある指紋認証キーについてレポートしたいと思います。

指紋認証キーの基本

最初に指紋認証キーの基本について簡単に解説します。
指紋認証キーは基本、オートロックモードで使用します。
但し、手動に変更することも可能です。
ちょっとドアを施錠しないままにしておきたい場合などは、手動モードにしておきます。
※なお、オートロックモードに戻すのを忘れ、未施錠の状態のまま、しばらく気づかない事もあるため注意が必要です。

また、指紋認証キーを取り付けても従来の鍵も使えるため、状況に応じて使い分けができます。
※意図的に指紋認証キーのみで従来の鍵は取り付けないという事も出来ますが、そうする事のメリットは見つかりません。

指紋認証キーは通常、数十個の指紋の登録が可能です。
そのため、誤認識を考慮して、ひとつの指に対して複数登録しておくと安心です。
例えば右手の人差指を5回、左手の人差し指を5回などです。

指紋認証キーと従来の鍵の使い分けの例としては以下の感じです。

指紋認証キーを使用する場合

普段は特別な事情が無い限り、基本的に指紋認証キーを使用します。

従来の鍵を使用する場合

長期間不在にする場合は従来の鍵を使用します。
というのも、多くの指紋認証キーは電池で動作するため、長期間不在にしている間に電池が切れた場合、解錠するのに一手間かかる(後述しますが角形の9Vの電池が必要)可能性があるためです。
旅行帰りで疲れていて早く我が家に入りたいのに入れないというのは意外にしんどいです。

使い勝手

指紋認証キーは結論から言えば、非常に快適で、使い始めたら従来の鍵には戻れないというか、指紋認証が当たり前になります。

使用開始前には、まず認証の精度を上げるために、両手の人差し指を、何パターンか登録しておきます。
そうすれば、あてる指の角度が微妙に違っていても、どれかのパターンに一致する可能性が高くなります。
また、両手を登録しておけば、例えば右手がふさがっている時でも、左手で開けられます。

また、オートロックモードにしておけば、鍵を閉め忘れるということもなく、自分自身の手が鍵であるため、物理的な鍵を持って来るのを忘れたり、外出先で鍵を無くして家に入れなくなるという事も起こりません。

セキュリティ

従来の鍵とは異なり、ドアに鍵穴自体が存在しないため、ピッキングをされることはまずありません。
なお、万が一の時のために暗証番号入力でも解錠できますが、もちろん通常は暗証番号を他人に教える事もありませんし、もし何かの理由で漏れても暗証番号はいつでも変更できます。
このあたりは銀行のATM等の暗証番号と同じです。

デメリット

唯一のデメリットとしては、私の妻がそうですが、乾燥肌の場合、冬場などに認証がなかなか成功しない事があることです。
逆に雨などで指が濡れている場合も認証に失敗しますのできちんと拭いてから指を当てる必要があります。
また、うちの認証機の場合、3回認証に失敗するとしばらくの時間、認証自体ができなくなります。
この動作は認証システムである以上、セキュリティ上必須なのですが、認証が失敗し易い体質の人や季節があることは、認識しておく必要があります。

電池切れの場合

指紋認証機は電池で動作しているため、電池が切れると動作しなくなります。
例えば、旅行などでしばらく使用しなかった時などに、旅行から帰って来て認証しようとすると電池切れという事があります。
その場合は、臨時的に角形の9Vの電池を専用の端子にあてる事で一時的に通電させ、認証を可能にできる機能があり、9Vの電池さえあれば何とかなります。
※9Vの電池は殆どのコンビニで売っています。

まとめ

個人的には、生体認証は、他のどのような認証方式よりもセキュリティが高いと思っています。
その1つの技術として、指紋認証は機器の価格も低めで、且つ手軽で、汎用性もあります。
そのため、iPhone5sに搭載された事もあり、これからますます普及し、一般化して行くのではないかと思います。
何よりも生体認証は自分自身の体が鍵であり、当然ながらそれは「物」ではないため、盗まれたり、複製されることも、他人に使用されることもありません。
しかも物理的な鍵のように持ち歩く必要も無く便利で、また、指紋を登録している家族だけにしか解錠する事はできないため、究極のセキュリティではないかと思います。
利便性、特にセキュリティを重視する方は、ぜひ指紋認証キーを導入されることをお勧めいたします。

公開日時:2013年09月14日 21:27:45
最終更新日時:2024年01月17日 17:13:01

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