子供部屋のデザインをイメージしてみた
カテゴリー:間取り・デザイン
子供部屋をどうするかは、子供の人数や年齢によって大きく違って来ると思います。
しかし多くの方は、子供部屋として以下の点は押さえておきたいと思うのではないでしょうか。
- 安全性(特に幼児の場合)
- 汚れ対策(特に幼児の場合)
- 家族とのコミュニケーション性
子供が1人の場合は2段ベッドは必要ありませんが、スペースを有効利用するためにはそれも有りでしょう。
子供は飛び跳ねたり、走り回ったりするので、机等の角や突起物はできるだけ柔らかいクッション材で保護しましょう。
乳幼児の場合はベランダの室外機や窓にアクセスできないように家具を配置します。
1階の場合でも落ち方によっては大怪我をすることもありますので、十分な配慮が必要です。
また、子供は何かと部屋を汚すものですので、新築住宅の場合は特にその点も気になります。
対策として床にマットや、絨毯を敷くのも手ですが、埃や零したジュースなどが落ちにくく、掃除が大変になります。
また猫などを飼っていれば毛がこびりついて不衛生にならないようにこまめな掃除が必要になります。
汚れが落ちやすい加工を施したフローリング材はあるので、建築の設計段階から良い素材を選んでおく事が一番大切です。
また、壁についても、クロスの貼り替えは大変なので、汚れの付きにくい素材や汚れの目立たないデザインにするのがいいかもしれません。
ただし、フローリングの張り替えに比べれば、クロスの貼り替えの方がずっと安く済みます。
また、ちょっと頑張れば業者ではなく個人でも出来ます。
デスクはできれば中学生や高校生になっても使えるように調整できるものが欲しいと思いがちですが、子供の年齢によっては買い替え前提での検討も悪くはありません。
合わないデスクに座らせるよりはマシでしょう。
また、椅子は姿勢が良くなり、疲れにくいバランスチェアがお勧めです。
バランスチェアは楽なだけではなく、腰などへの負担も少なく、腰痛防止にもなるため大人にも重宝します。
子供部屋で重要な点は、家族との程よいコミュニケーション性です。
部屋に籠って出て来なくなれば親子との会話はなくなりますし、オープン過ぎてもプライバシーがなくなります。
ここは繊細な配慮が必要です。
子供部屋の一部に吹き抜けを作り、寝室はロフトなどにして、目的に応じてオープン空間とプライベート空間に分離するのも良いかもしれません。
勉強スペースはリビングに作っても良いでしょう。
ポイントとして、寝室などのプライベート空間は籠らないように最低限のスペースにすれば、全体のスペースは小さく抑えられます。
つまりオープンな勉強スペースに4畳、寝室に4畳なら、計8畳で済みます。
また狭い方が勉強にも集中しやすいという利点もあります。
もちろん吹き抜けではなく、子供部屋をリビングルームに隣接させても良いでしょう。
これらはあくまでも私の案ですが、間取りについては建てた後に色々と思うことが多いので、設計の段階でリアルにシミュレーションする事をお勧めします。
私も子供部屋に関しては、設計段階に戻れるのなら、少々コストが高くなっても、やっておきたかったと思う事は多々あります。
反省の意味も込めてこの記事を書いてみました。
子供部屋の1つの案として如何でしょうか。
公開日時:2014年06月10日 18:32:37
最終更新日時:2022年09月15日 07:57:49