貯金20万円で注文住宅を建てた方法

見出し:住宅建築予算

2013年11月13日

貯金20万円だけで注文住宅を建てるには幾つかのコツがあります。

まず、住宅ローンは、住宅金融支援機構の「フラット35」とりそな銀行の「すまい・るパッケージ」を使用しましたが、自分の頃は100%融資が可能でした。
そのため、土地と住宅の手付金以外はお金はかかりませんでした。

また、注文住宅は工務店を経由せずに直接建築会社に依頼した為、手数料もかかっていません。

手付金は、土地については当初10万円で予定していたのですが、土地の所有者が渋ったようで、20万円という事になりました。
それでも20万円です。
ちなみに土地代は600万円とこちらも破格です。
もちろんフラット35の融資が受けられるだけの広さはあり、丘陵地ですが、狭小ではありません。

注文住宅の場合、土地と住宅の決済は別ですが、先に土地の決済(金消契約)があり、ポイントは土地の決済後に手付金が戻って来る事です。
※何と言っても100%融資ですから

その為、戻って来た20万円の内、10万円を住宅の手付金として納め、住宅建築の請負契約を交わしました。

という事で、ここまでで、最大20万円しかかかっていません。
更に住宅の決済後は住宅の手付金10万円も戻って来ます。
何度も言いますが、100%融資なので自己負担額は基本0円なのです。

ただ、今のフラット35は100%融資ではなくなったようで、このように低預金で家が建てられるかは分かりませんが、金融機関側が自己負担額も融資し、実質100%融資にできるローンを組める金融機関(クレディセゾン社の「フラット35 PLUS」等)もあるようです。
※10%自己負担でも、2500万円の家でも250万円を用意するることになりますので大きいですね。
※現在のフラット35の融資額は100万円以上8000万円以下で、建設費または購入価額の90%以内となっています。

但し、もちろん貯金は多いに越したことはありません。
例えば、地盤調査で地盤改良工事が必要になったり、自然災害などで着工や竣工が遅延したりなど、思わぬ出費はつきものです。

また、土地の決済後は土地代のローンの支払いが始まりますので、新しい家に引っ越すまでは、現在住んでいるアパート/マンションの家賃に加えて、土地のローン支払いが重なります。
つまり、住宅の引渡しが遅れれば遅れるほどその期間が増し、想定外の出費になります。

そのため、住宅建築の請負契約時にその辺りの負担はどちらがするのかをきちんと確認し、契約書に記載が無いなら記載してもらうのを忘れてはいけません。
善良な業者ばかりとは限りませんから。
ちなみに当然ながら、引越しや家具やエアコンなどの購入は自己負担ですので、その分の用意+αはお忘れなく。

公開日時:2013年11月13日 19:52:07

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