竣工・引き渡しの概要

カテゴリー:竣工・引き渡し

住宅ローンの金消契約、そして融資が実行されれば、住宅の引き渡しになります。

住宅引き渡しの状況と懸念

竣工検査を受けた時点で住宅自体は完成していますが、工事で付いた傷や汚れの補修、清掃、外構工事はまだか、実施中の場合があります。
しかし、その場合でも住宅引き渡しは行われます。

もちろん玄関階段がまだ出来上がっておらず、普通に出入り出来ない状況の場合は、引越しは出来ません。
少なくとも、玄関ポーチや階段が出来上がるまでは引越し待ち状態となります。
これは既に住宅の引き渡しが行われているにも関わらず、新居に引っ越す事ができず、現在のアパート/マンションの家賃と住宅ローンをダブルで支払わなければならない状況が、想定よりも長く続くことを意味します。
従って、意外なところで予想外の出費になる可能性がありますので、必ずしも「住宅引き渡し=引っ越し可能」では無い事を十分認識、留意する必要があります。

施主検査が住宅引き渡しを兼ねている場合もありますが、通常は融資の実行直後に住宅の鍵が渡され、いつでも出入り出来るようになります。

そのため自分で持っていける物なら、引っ越し前に新居に持って行っておくことも可能です。

しかし、まだ業者の方も住宅に出入りしている場合がありますので、それは留意しておく必要があります。

住民票の移動後から引っ越しまでの郵便物

また、金消契約の時点で住民票は新居に移しています。
※住宅ローンの金消契約時に、銀行から新居に移動後(転入後)の住民票の提出が求められます。
住民票を移すということは、通常はもうそこに住んでいるという事を示す事になり、市役所が発送した郵便物(税金関連、手当関連など)は新居の方に届いてしまいます。
そのため、新居の方の外構工事が終わっておらず、まだ郵便ポストが設置されていない場合、仮のポストを設置し、定期的に確認しに行かなければなりません。

特にこの時期は、引っ越しの準備や、外構工事の状況把握などのために、色々と現在の住居と新居を往復することが多くなる時期でしょう。

公開日時:2013年12月04日 20:51:48

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