コンクリートの打設

カテゴリー:基礎工事

概要

基礎は通常、鉄筋を組み、型枠を組み、コンクリートを流し込んで作ります。
コンクリートの打設はその最終段階です。
コンクリートは圧縮に対する強度は高いですが、引っ張られる事に対する強度は弱いという性質があります。
そのため、主鉄筋やせん断補強鉄筋という鉄筋を入れ、引っ張られる事でクラックが発生するのを防ぎます。
※奥行き方向に配されるのが主鉄筋、垂直方向に配されるのが、せん断補強鉄筋です。
せん断補強鉄筋はせん断破壊を防止するために垂直に組まれている鉄筋です。

曲げ破壊とせん断破壊

曲げ破壊は、その名の通りコンクリートに折れ曲がりの力(曲げモーメント)が加わる事で、破壊される事を示します。
せん断破壊はコンクリートに垂直方向にずれる力(すべり(slip))が加わる事で破壊される事を示します。

一般的に、曲げ破壊よりもせん断破壊の方が大きな破壊につながります。
そのため、コンクリートの建築物は、せん断破壊よりも曲げ破壊が先行されるように設計されます。

公開日時:2013年01月12日 11:47:56

注文住宅の予備知識一覧に戻る

「基礎工事」に関する他の記事

このページのトップに戻る