価格と品質のバランス

カテゴリー:建築会社

注文住宅を建てる時に、一番楽しいのは間取りや仕様(床、壁紙、外壁、キッチン、バスなど)を決める時です。
但し自分が想定している家が、その建築会社の提示する標準価格で可能か、オプション扱いかによって価格は違って来ます。
例えば屋根を西洋瓦にしたいと思っていても、瓦はオプションであったりなどする場合があり、打ち合わせをしている内に予算がオーバーする事もあります。
仕様と価格はバランスが大切なので、ある程度の妥協は必要かもしれません。

また、品質については、何十年も住むことになる家ですから、特に重要です。
テレビなどでよく手抜き工事による被害が取り上げられますが、注文住宅の場合着工から竣工まで施主に常に見られるため、あからさまな手抜き工事はできません。
これは注文住宅の大きなメリットの1つです。

とはいえ、注文住宅は業者である程度パッケージ化されており、施工方法や建材などは大して変わらないため、極端に品質が悪い家というのは無いと思います。
また、最低限の仕様は建築基準法で定められており、特に昔とは異なり建築基準が厳しくなっているため、建築基準法を守る限り、大きな欠陥住宅というのは逆に建てられないでしょう。
※例えば、平成15年7月1日に施行された改正建築基準法では、シックハウスを防ぐため24時間換気システムの設置が義務化されています。

価格については何坪あたりいくら(建物坪単価)で決められているのが一般的です。
少し割高であっても標準設備が充実していれば、安かろう悪かろうの家を建てるよりは、はるかに安心、便利で満足感があります。
ここはあくまでも財布との相談ですが、低価格に固執するのもあまり良いとは言えません。

なお、基準の坪数よりも狭い坪数で建てる場合、価格が高くなる可能性があります。
つまり狭小住宅を建てる方が寧ろ価格的には高いのです。
そのため、購入した土地によっては、狭い割に割高な住宅となる可能性もあり、土地の坪数と建蔽率を踏まえた上での、プランを建てる必要があります。
どうしても狭小住宅しか建てられない家というのは、半地下にしたりすることで広さを確保できますが、価格は高くなりますし、フラット35に適合できない可能性があります。
※エコポイント対象、フラット35S対応は床面積が70平方メートル以上必要です。

公開日時:2012年06月02日 07:10:04

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